C言語

プロジェクト作成とオプション・バイトの設定

今回は、ロボットカー用のIOポートを設定していきますが、ロボットカー用の実装は初めてなので、プロジェクトの作成からファイル構成なども踏まえて解説して行こうと思います。

ロボットカーのプロジェクト作成

CS+のプロジェクト作成については、「CS+を使ってマイコン基板と接続する」に記載しています。今回、プロジェクト名は「RobotCar」としますが、特に同じ名称にする必要もありませんので、好きな名前で構いません。

オプション・バイトの設定

オプション・バイトの設定方法は、「RL78マイコンで必ず必要な設定(オプション・バイト)」に記載しています。
ただし、今回は、ウォッチドッグの設定を行いますので、ユーザ・オプション・バイト値は、次のように変更します。

76 FF E8 H

ウォッチドッグ

76Hに設定した箇所がウォッチドッグ関連の設定になります。
ビット7:WDTINTは、割り込みを使用しないため、0とします。
ビット6、ビット5:WINDOW1、WINDOW0は、ウィンドウ・オープン期間を100%とします。(11b)特に今回、ウォッチドッグクリアの禁止区間はなく、どこでもウォッチドッグクリアを行っても問題ないので100%としています。
ビット4:WDTONは、カウント動作許可します。(1b)今回、ウォッチドッグを使用します。
ビット3、ビット2、ビット1:WDCS2、WDCS1、WDCS0は、オーバーフロー時間ですが、仕様どおり、29.68ms(min)とします。(011b)
ビット0:WDSTBYONは、今回、HALTモードを使用します。このため、HALTモードではカウント動作させない設定とします。(0b)

低電圧検出(LVD)

FFHに設定した箇所が低電圧検出(LVD)の設定になります。

低電圧検出機能は使用しないため、ビット7:VPOC2、ビット0:LVIMDS0をともに0bにします。ビット4は必ず1を書き込むことになっています。
その他の設定は、特になんでもOKなので、FFHとしました。

フラッシュメモリの動作モード、高速オンチップ・オシレータのクロックの設定

E8Hに設定した箇所が、フラッシュメモリの動作モード、高速オンチップ・オシレータのクロックの設定となります。
ビット7:CMODE1、ビット6:CMODE0のフラッシュメモリの動作モードは、HS(高速メイン)モードとします。(11b)
ビット4~ビット0:FRQSEL4~FRQSEL0の高速オンチップ・オシレータのクロックの設定は、fHOCO、fIHともに32MHzに設定します。(01000b)

オンチップ・デバッグ・オプション・バイト

000C3Hのオンチップ・デバッグ・オプション・バイトは、「RL78マイコンで必ず必要な設定(オプション・バイト)」 から変更はありません。

プロジェクト作成とオプション・バイトの設定については以上となります。

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