シリーズ:実験シリーズ(フェーズ1)
対応ロードマップ:フェーズ1 / E1-03
今回の役割:評価ボードの外に LED と抵抗を配線し、GPIOで点灯できるようにする。
1. 目的
評価ボードのGPIO出力を使って、ブレッドボード上の外付けLED を点灯/消灯できるようにします。
オンボードLEDでは見えにくかった 配線・GND共通・LEDの向き・抵抗の役割 を、実際の回路で確認するのが目的です。
2. 前提・環境
- 評価ボード:RTK7EKA8M2S00001BE
- 開発環境:e² studio + FSP
- 前提
- E1-01:オンボードLED点滅 ができている
- E1-02:点滅周期を変える ができている
- 使用部品
- LED × 1
- 抵抗:1kΩ × 1
- ブレッドボード
- ジャンパ線
- 使用するGPIO
- 外付けLED用のGPIO
P409(Pmod2のJ25-9) - GND
Pmod2のJP25-11
- 外付けLED用のGPIO
3. 回路・配線
今回は、配線を次の1本道で作ります。
J25-9 (P409) → 1kΩ抵抗 → LED → J25-11 (GND)
3-1. 配線の考え方
- P409 を High にすると、LEDが点灯するように配線します
- 電気は GPIO側から出て、LEDを通って、GNDへ戻る と考えます
- 評価ボードの GND と ブレッドボード側のGND は必ずつなぎます
3-2. 配線図・配線写真


3-3. 注意点
- LEDには向きがあります
- 長い足側:GPIO/抵抗側
- 短い足側:GND側
- 抵抗は 必ず直列 に入れます
- LEDの足2本を同じ列に刺さないようにします
- 電源を切ってから配線します
4. 接続手順
4-1. 先に電源を切る
最初に評価ボードの電源を切ります。
通電したまま配線を触ると、ショートや誤配線の原因になります。
4-2. LEDと抵抗をブレッドボードに挿す
- LEDをブレッドボードに挿します
- LEDの向きを確認します
- 抵抗(1kΩ)をLEDと直列になるように挿します

4-3. GNDをつなぐ
- J25-11 の GND を、ブレッドボード側へつなぎます

4-4. GPIOをつなぐ
- J25-9 の P409 を、抵抗側へつなぎます

4-5. 配線を確認する
次の1本道になっているか確認します。
J25-9 (P409) → 1kΩ抵抗 → LED → J25-11 (GND)
5. FSP設定
今回は、P409 を GPIO出力に設定 します。
5-1. FSP ConfiguratorのPinsを設定する
- FSP Configurator(configuration.xml)→ Pins で P409 を確認します
図(FSP_Conf_Pins_P409表示) - PinsのP409を次のように設定します
- Mode:Output mode (Initial Low)
図(FSP_Conf_Pins_P409設定)
※初期値は 分かりやすいようにLow にしています
- Mode:Output mode (Initial Low)
- 設定を変更したら「Generate Project Content」を実行します
6. コード
E1-02 点滅周期を変える(定数→変数)(リンク)で使用したコードをP409 をON/OFFする形へ置き換えます。
6-1. 先に考え方
やることは、オンボードのLEDを点滅させたときと同じやり方です。
- P409 を ON にする
- 少し待つ
- P409 を OFF にする
- 少し待つ
- これを繰り返す
6-2. E1-02から変更したコード
#include "hal_data.h"
void hal_entry(void)
{
int wait_ms = 500;
R_BSP_PinAccessEnable(); // R_BSP_PinWriteを使用可能にする
while (1)
{
/* 点灯 */
R_BSP_PinWrite(BSP_IO_PORT_04_PIN_09, BSP_IO_LEVEL_HIGH);
R_BSP_SoftwareDelay(wait_ms, BSP_DELAY_UNITS_MILLISECONDS);
/* 消灯 */
R_BSP_PinWrite(BSP_IO_PORT_04_PIN_09, BSP_IO_LEVEL_LOW);
R_BSP_SoftwareDelay(wait_ms, BSP_DELAY_UNITS_MILLISECONDS);
}
}7. 実行結果
- 外付けLEDが一定周期で点灯/消灯した
8. ハマりポイントと直し方
8-1. LEDが点かない
原因
- GNDがつながっていない
- LEDの向きが逆
- J25-9(P409)ではない場所へ配線している
- ブレッドボードの列がズレている
直し方
- まず J25-11(GND)がつながっているか確認する
- LEDの向きを確認する
- GPIOの線が J25-9(P409)から出ているか確認する
- 配線をたどって、
J25-9 → 1kΩ抵抗 → LED → J25-11になっているか確認する
8-2. オンボードLEDは動くのに、外付けLEDだけ点かない
原因
- コードではなく、配線ミスの可能性が高い
- 抵抗やLEDが同じ列に挿していて、正しく繋がっていない
直し方
J25-9 → 1kΩ抵抗 → LED → J25-11の1本道になっているか確認する- ブレッドボードの列を見直す
- 手順の図と同じ配線になっているか確認する
8-3. LEDや抵抗が熱い
原因
- 抵抗が入っていない
- 配線ミスで、つなぎ方が間違っている
直し方
- すぐ電源を切る
- 1kΩ抵抗が直列に入っているか確認する
- 配線図と同じになっているか見直す
9. 次回やること
次は、E1-04 “点かない”を作って直すに進みます。